| ボトルネック | 具体的障壁 | 政策パッケージ |
|---|---|---|
| ① 欧米との活動規模差 | 石油・ガス開発という起爆剤がなく、欧米大手と比較してヒト・モノ・カネが全方位で不足 | 国内投資支援(戦略的プロトタイプ投資・SBIRスタートアップ支援) |
| ② 実証フィールドの確保 | 海域での試験は陸上・空のテストベッドより格段に困難。漁業権・安全規制・悪天候が制約 | 需要創出支援(実証フィールド確保の進め方・複数回申請の一括化) |
| ③ 事業モデルの不透明性 | AUVで採算が取れるかどうかが不明確。保険負担高止まり・規制不透明が追加の不確実性 | 需要創出支援(導入効果の情報発信・事業モデル見える化・規制運用明確化) |
欧米 Teledyne Marine・Kongsberg・ECA Group等の大手は石油・ガス開発という「大口継続顧客」があるためAUVの実証・事業化に継続的な資金を確保できる。この「継続的な実利ある受注」という基盤の差が活動規模の差を生んでいる。
国際 IMO(国際海事機関)のMASSコードは「目標指向・リスクベースの枠組み」として最終化に向けた議論が進行中(JET-Robotics、2026年4月)。MASSコードが確定すれば、自律航行USVの法的地位・保険制度の整備が世界共通の基準で進む。日本が国内規制をMASSコードと整合的に設計することで「規制見通しの不透明性」を解消できる。
本レポートは、公開されている政府資料・報道・企業IRをもとに編集した情報提供を目的としたものであり、投資助言・投資推奨を目的とするものではありません。データ基準時点:2026年04月〜05月。